医療・福祉・介護をシームレスに提供する複合多機能施設 宇部西FITタウン

リハビリテーション部

リハビリテーションとは

 「再び適した状態になること」「本来あるべき状態へ回復させること」などの意味を持っています。病気や外傷が原因で心・身の機能や構造の障害が生じたり、生活に支障が生じたときに、能力的・機能的・精神的にもとの状態に戻していくことです。または、発達障害や先天性障害によるハンディキャップを、少しでも乗り越える手助けをしていくことです。

スタッフ分類

理学療法士

 体操や運動を行ったり(運動療法)、電気刺激、温熱、寒冷、光線、水、マッサージなどの物理的手段を加えながら(物理療法)、基本的動作能力の回復を図ります。

作業療法士

 文字通り「作業」を通じて、日常生活や社会に適応できる能力の回復を図っていきます。ここで言う作業には、日常生活動作、仕事、遊び、休息を含みます。動作獲得後の応用、精神面の向上、生活の楽しみ方など様々な方面から生活へのサポートを行っていきます。

言語聴覚士

 音声機能、言語機能、摂食・嚥下機能、聴覚に障害がある方に対し、その機能の回復を図ります。発語の明瞭度、発語の大きさ、言葉の理解、会話の能力、食べ物を噛む、飲み込むなどの動作を訓練していきます。

リハビリ部人員構成

理学療法士 46名
(回復期病棟;23名、療養病棟;13名、地域リハビリテーションチーム;10名)
作業療法士 35名
(回復期病棟;20名、療養病棟;9名、地域リハビリテーションチーム;6名)
言語聴覚士 17名
(回復期病棟;8名、療養病棟;8名、地域リハビリテーションチーム;1名)

※平成28年2月15日現在

私たちの理念

生活に安心を! 日常に笑顔を!

 私たちは、「生活に安心を! 日常に笑顔を!」のスローガンの下、今、その人に一番必要な動作や楽しみを見つけるべく病棟内チーム(*)で話し合い、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)で1つ1つ目標を達成するよう日々努めています。目標は決して1つではありません。目標が楽しみの場合は、それに必要な動作の獲得を目指すことになります。動作の獲得が目標となる場合は、その動作を取り入れた日常生活への応用や楽しみの拡大が得られることになります。

image 病棟別に考えると、回復期病棟へ入院された場合は最終目標が自宅退院になりますし、医療病棟へ入院された場合は医療行為や処置の軽減・卒業が目標になります。介護病棟であれば、機能の維持と笑顔の時間の延長が目標になります。ただしこの目標も流動的であって、状態や症状経過によって変わってきます。病棟別にカンファレンスを行い、チームとして目標を確認・修正しています。医療病棟や介護病棟からの自宅退院も当然あり得ます。  私たちは、その方の目標に向かって日々頑張っています。  私たちと一緒に、障害と立ち向かいましょう!

そのために…当院のリハビリ室の特徴として

・リハビリ室は、理学療法士、作業療法士の隔たりはありません。
 扉もないため、スタッフでもご家族の方でも自由に出入りが可能です。そうする事で、患者さんを色んな角度、視点から見ることができ、より多くの意見を取り入れて、その人らしい目標を設定する事ができます。

・日常生活動作(ADL)訓練室があります。
 自宅など、退院先の空間を想定した部屋です。玄関・和室・ダイニング・お風呂・トイレなどが設置されています。より実践に近い形で問題点を見つけ、より安全に退院していただく準備をしていきます。

娯楽コーナーを準備中です。
 簡単なゲーム機器を設置予定です。夢中になるものは、決して真面目なものでなくても良い筈!面白い、悔しい、などの思いは、動かないものを動かす動機・原動力になると考えております。

ロボットスーツ『HAL(ハル)』をご存じですか?

HALを使ったリハビリの様子下肢に障害を持つ方や、脚力が弱くなった高齢の方の歩行などをサポートする「ロボットスーツ『HAL®(ハル)』」をご存じですか?

私達のリハビリテーション部では、「人を診るのは、人である」「人を治すのは、人である」を大原則として、患者さんに直接触れる治療を行っています。その大原則をそのままに、この度、当院ではロボットスーツ『HAL®(ハル)』を導入しました。

ロボットスーツ『HAL®(ハル)』とは?
「HAL®」とは「Hybrid Assistive Limb」の頭文字をとって「ハル」と読みます。
「ロボットスーツHAL®」は下肢に障害のある方々や、脚力が弱くなった方々の筋力の代わりとなり、 装着者の下肢動作や歩行をアシストする機能を持つ福祉用ロボットです。簡単に説明すると、人が下肢を動かそうとする時に発せられる電気信号を、下肢の皮膚表面に貼ったセンサーにより検出。その信号を「HAL®」の腰部にあるコンピュータで解析した上で、装着者が意図した運動を補助するスーツです。

何が利点なの?
麻痺症状が重度である患者さんや、麻痺症状は少ないのに思う動作ができない(失行)患者さんは、療法士による人的なリハビリテーションが困難な場合がありました。この場合は直接的な歩行訓練が行えなかったのですが、HAL®の導入によって装着者の意思に応じた動作支援が可能になるため、直接的歩行訓練の可能性が広がりました。 直接的歩行訓練は、患者さんのリハビリのイメージを構築します。また、その患者さんのリハビリ意欲の向上にもつながり、間接的な効果も期待できます。

欠点は?
皮膚に電極を貼付するため、かゆみ、かぶれ等の症状が出る場合があります。
装着者が立位姿勢になる場合、転倒などの危険性があると報告を受けています。これに対しては、療法士が傍にいて補助しますので御安心ください。 残念ながら全ての人に使用できる訳ではありません。体型による制限もあります。詳しくは、お尋ねください。

HALを使ったリハビリの様子 ロボットスーツは、あくまでもリハビリテーションの1手段です。ロボットスーツを使用しても、最終的には患者さんに直接触れ、筋肉の緊張程度から患者さんの努力性の動きを抑え、拘縮や痛みを可能な限り予防しながら、使える関節を最大限に使える努力は怠りません。
ハイブリッドなリハビリテーションを目指していきます。

退院したら・・・

 入院中に「できていた事」が、退院後にできなくなる場合があります。これは、決して珍しい事ではなく、環境の変化に体の感覚が慣れない事が主たる原因と考えています。  当院では、FITタウン内の地域リハビリテーションスタッフと定期的なカンファレンスを行っており、当院退院後に自宅生活や地域社会生活に戻っていただくためのリハビリテーションを行っております。リハビリテーション部として情報を一元化する事で、患者さんの問題点や課題が速やかに退院後の生活リハビリテーションに反映される仕組みを作っております。

チームとは(*)

 当病院では、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、介護士、栄養士、薬剤師、臨床心理士、相談員、医師で構成されています。 またリハビリテーション部内の横のつながりとして、回復期病棟チーム、療養病棟チームとFITタウン内の地域リハビリテーションチームとなります。

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